わたしの産んだ、3人めのこどもは、のゆり、という。

21トリソミー、ダウン症を持つ三人目のこども、のゆりとの日々。きょうだいブログ『あおとわたし』(https://aoinotediary.hatenablog.jp/)も始めました。

あす、わたしのむすめは旅に出る。

なつやすみ。毎朝のゆにマッサージしたり、関節をひねるとかバランスをとるとか、いろんな動きや働きかけをすることを目指している今、最後はのゆを抱っこしてくるくるまわったり、体をゆらしたりしている。そのたびにもう5歳なのに,軽くて小さくて、ずるいくらいというか、華奢な柔らかいからだがとてつもなく繊細で、大切で、すごいなあとおもう。奇跡みたいなものが腕の中にある、そんなかんじ。いつまでこんなふうに抱っこしてぶんぶんまわれるのか、と、おもいながら。

さて、あす、なんとそんなのゆが幼稚園のキャンプに行く。みんなと大型バスに乗り、大きな登山リュックに一泊の荷物をつめ、みんなと同じスタートで山へ向かって歩くという。山頂までは到底むりとしても、今回の山は往復同じ道なので、途中で止まっていても降りてくるみんなと合流できる、とちゅうに広い公園もあるし、山を登れた場合、とちゅうとちゅうに、ここまでこれたらいいな、とおもっている見晴らしの良いポイントがいくつもあると先生は言う。どうなることかわからないけど、またとない機会なので行かせることにした。荷造りは一緒にしてくださいと言われているけど、とりあえずいちどすべての必要なものを用意してそれぞれチャック付きのビニール袋にいれ、袋になまえや内容を書き、そろえておき、いよいよ前日の今日、もういちどそれを、詰めるところからのゆとやりなおした。予想以上にのりのりで、くつや水着や着替えや歯ブラシを、自分が入りそうな大きなリュックに詰めていく。あした、ようちえんのみんなとでかけるんだよ。と話すと、「いやー」とか、「よーちえん?」などと言っている。できあがったリュックはおおきすぎて、記念に写真を撮ることは撮ったがきっと歩けないが、中身を減らして軽くしたら背負えそう。登山用には、あおの小さめのリュックを借りてあるので荷物の入れ替えは先生がすることになっている。

 

みんなでバスに乗って遠くに行くのも初めてだし、幼稚園以外でのお泊りも初めて。よく理解していないのに送り出すというところが、上の子たちと異なるところ。どうなるのか、のゆの、はじめての旅。