納豆巻きとうどんばかり食べたがるわりに、のゆりは回転寿司が好き。ソファ席にぬいぐるみ(はなちゃん)も座らせて、水も注いであげておしぼりも配って、万歳して喜んでいる。「びっくらぽん」を覚えていて、キラキラした目で機械を見上げている。時々思い出したように「これやりたーい」と、指をさす。前に2人で来た時は10皿行かず、びっくらぽんのチャンスは1回。何も当たらずだった。今日はわたしもちょっと頑張って2人で10皿!2回目のびっくらぽん。さっきと同じ柔道のアニメーションで、終わったと思ったら続きが出て大逆転。「あたり」と出た。ピンクのカプセルが転がって来る。景品は日焼けシナモンロールの缶バッジだった。やったー!やったー!と、また万歳。その姿を見ると、ずいぶいろんなことがわかっているんだなと感心してしまう。あたったりあたらなかったりするっていうこととか。
近くのアスレチック公園で遊んでいたら、「ママーこわーい!」と言う声。見まわしたら、あおいがよく登っている、空にそびえる高いアスレチック台の上にのゆりがぺたんこになっていた。「ママーこわーい。おりれないよー」。わたしだって怖い。抱っこして降りるのも怖いし少しの手伝いで降ろさせてネットの隙間から落ちたらどうなるだろうなどと考えたら、絶望的。「ひとりで降りれないところに登らないでよ!」とつい文句を言うと「だっておもしろかったんだもん!」と半泣きの声でのゆりが答えた。驚くほど、瞬時に。筋道の通った答えだった。それが打てば響くように返ってくること。
「そうかあ…おもしろかったかあ…」
のゆりを後ろ向きにかかえて、足を遊具の網目に乗せてあげた。こうして一段づつ一緒に降りていこうとおもったら、のゆりはすぐに「だいじょうぶ!1人でできる!ママおりてて!」と言い出した。「撮っていいよ!」と、付け加える。わたしはあわてて降りてスマホをかまえる。ひたひたと、感動した。