冬休み、あおの幼稚園送り迎えなどがなく、時間があるのでのゆにたくさんごはんを食べさせていたら見事にのゆの体重が増えた。わたしは、のゆの正月太り、と言ってよろこんでいる。高カロリー、高タンパクのごはん作りも、だいぶ掴んできた。
食事のいすも、新しくなった。今までちょうどよくすわれるものがなくて、苦肉の策としておとなのいすに、バウンサーを乗せていたけど(それはそれでなかなかいい具合だった。うちのいすの座面が広いのがさいわいだった)、のゆでも姿勢よくすわれる座面のちいさなハイチェアが見つかって、そこに座るとのゆは、シャキーンと背筋が伸びてなんだか大人っぽく見える。足乗せの台に足が届かないので、小川軒のクッキーの、銀色の缶をガムテープでくっつけた。
床でもひとりですわるようになったけど、足を開きすぎてしまったり(ダウン症の子は体が柔らかいというより低緊張ゆえに、ありえない角度まで足を広げてしまったりする)、色々心配なことも多いので、ハイチェアでおもちゃであそばせたりする。おもちゃがハイチェアからおちると、あおやかりんが飛んできてひろってくれたりもする。背の高いちいさなイスにちんまりと腰掛け、銀の箱にちいさな足を据えた姿勢のいいのゆは、ちいさな女王さまだ。