わたしの産んだ、3人めのこどもは、のゆり、という。

21トリソミー、ダウン症を持つ三人目のこども、のゆりとの日々。きょうだいブログ『あおとわたし』(https://aoinotediary.hatenablog.jp/)も始めました。

預かり保育、2日目(ほんとは3日目)

預かり保育に1人で行く2日目の朝だ。

昨日、夕飯の前に寝てしまったのゆは6時には目を覚ましていたのに、台所の前まで来て床でゴロゴロしている。いつもはお姉ちゃんの出発を廊下や玄関で見送って手を振るのにそれもしないし、グズグズゴロゴロしていて、椅子に座らせてもふにゃふにゃと崩れそうな姿勢だ。いつでも好きな豆腐の味噌汁はおかわりも食べたけど、毎朝のパンがゆはぷいっとしてほとんど食べないし、あおを見てもわたしを見てもほとんど笑わない。「不調」のサインをだしまくっている。

 

散々迷ったけど、熱はないし、あおの幼稚園で用事があったので、とりあえず預けてみることにして予定通り預かり保育に連れて行った。ベビーカーで寝ていたのゆは、抱っこで室内に入ると目を覚まして辺りを見回し、泣くことはせず、真顔でじっとして、わたしの膝に捕まっている。ゴロゴロモード継続中。家にもあるピアノのおもちゃで遊びだしたところでわたしは外に出た。まあ呼び出されたら来るしかないという覚悟の上だ。

 

幼稚園の保護者会に出て、図書館で予約の本を受け取って、皮膚科に行って、お昼を食べて、銀行に行って、地下のスーパーで預かり保育の時ののゆりのおやつに良さそうだと見つけた小さめのゼリー(中に果実なんかが入ってない、でもお弁当サイズのミニカップではないゼリーは意外と少ない)をまとめ買いして、まだ少し時間があったので、駅のシナモンロールのカフェで、小さいシナモンロールとコーヒーを頼んだ。今朝借りたばかりの『初恋と不倫』を読んだ。面白すぎてぜんぶ読んだ。ふしぎなことにそれは、坂元裕二さんの作品なのに、薦めてくれたはじーの書いたものだと言われてもふしぎのない感じがした(はじーっていうのは、小説家の、横田創さんのこと)。二重にも三重にもふしぎだった。いろんな景色が見えて、小説を読むってこんな凄いことだったなと思いだした。

 

こうしてわたしは、のゆの2日目の託児を満喫した。迎えに行くとのゆはまたピアノに熱中していて、わたしに気づくと、真顔で下を向いて、帰るために抱っこすると、ようやく笑顔になった。今日も寝てばかりいたらしく、ベビーカーで散歩に行ってもウトウトして、(でも名前を呼ぶとチラッと目を開けたりするらしい)帰ってからもまた寝てしまい、ついには起こされて、遅いお昼を完食したという。寝るのも現実逃避の1つなのかもしれないが、とにかくお迎えまで、過ごすことができた。それだけでも大進歩。明日は今日買ったゼリーをおやつにもたせる。梅雨に入り急に調子が悪くなっていたわたしだが、現金なもので、今日は少し元気になった。