のゆが出かけている間におむつパッドが届き、使ってくれるか半信半疑…と思いつつ、パンツに取り付けた(去年おねしょ用のパッドをパンツにつけて寝かせたら泣いて嫌がったので無理かもしれないと、小分けのものを試しに買った)ので、帰宅した夜のゆに、「これ、学校用のパンツね。お姉さんようの小さいおむつみたいなやつ。これなら漏れないから…でも、トイレには行ってね!」と話すと、うんうん、といい反応。翌朝起きてトイレに行っていつも通り布のパンツをはくも、学校に行く前にトイレに行ったのでそこで「学校用のパンツはいといて」というと、驚いたことに自分でトイレの後に履き替えた。違和感があるからいや、いつもと違うからいや、という感覚は絶対あるはずなのに、「学校用」という理屈が勝ったようにみえる。これが認知の発達というものか!軽い感動を覚える。その日はそのままいくつかパッドを持たせるも、着替えて帰宅した。連絡帳によると、パンツも濡れてしまっていたので着替えます、とのこと。濡れたパッドはビニール袋に入れられていた。やっぱり漏れちゃうのかなあと思うものの、まだ初日だから、と自分を奮い立たせさる。2日目の今日も、順調にパッドつきパンツで出かけて行ったのゆ。驚いたことに、着替えずに帰宅した。パンツも変わってないし、持ち帰りのゴミもない。まさかもう、パッドをつけて生活しつつトイレで排泄するということができたのかな?それとも先生がゴミを学校で処分してくれたのだろうか?まだ真相はわからないのに、なんだかちょっと涙が出た。もしこのままいけるなら、当分このままでいい。もしうまくいかないという時もパッドのおかげで授業を止めることなく、本人もみんなの前でおもらしをすることもなく、次のトイレで対処することができるなら、それでいい。心なしか下校後、いつも以上に快活な気がするのゆ。習い事の後、ちょこちょこと公園をネズミのように走り回り、友達の名を呼んでいた。こんなことがあるかしら。まだまだ山あり谷ありだぞ、と自分にいいきかせつつも、これでもっとのびのび学校を楽しめるようになると、信じることにする。学校が、のゆにとって無意識に緊張するような環境ではなく、完全に自分のテリトリーになったら、パッドのことなんて忘れてしまうくらい変わるかもしれない。どのくらいかかるかわからないけど、その日は必ず来るから、もう焦らないでニコニコしていよう!と、今は思っています。