わたしの産んだ、3人めのこどもは、のゆり、という。

21トリソミー、ダウン症を持つ三人目のこども、のゆりとの日々。きょうだいブログ『あおとわたし』(https://aoinotediary.hatenablog.jp/)も始めました。

新しい段階

昨日は市の支援センターのPT指導。相変わらず、やりたいことがたくさんでテンポの良い上野さんと、手を持ってもらって歩いたり、階段をのぼったり(と言ってもほぼむりやりなのでまだ登ってるとは言えないけど)、はしごをまたいだりした。

 

のゆは、5月から預かり型の療育にほぼ週二回通っていて、そこは電車で二駅乗るけど駅から近く、車を運転しないわたしにもなんとか通える立地と都合の良い時間帯と、重度の心身障害の子や医療ケアの子にも対応するだけあっての手厚さ、優しくのんびりした雰囲気で決めたけど、もうすこし不便な立地のところには、Mという預かり型の療育があり、実はそこのPTが、わたしはずっと気になっていた。上野さんも、のゆが通っているところは看護中心かなと言うし、Mに通ってる子たちは、行き始めたらすごく発達が進んだ!と言っているし、PTさんがたくさんいるようなのも、気になった。でも遠いし、車がないと不便だし、預けにいくのにそんなに頑張れないし、時間も合わないし…と、Mの名前を聞くたびにわたしは少し、もやもやとしていたのだった。

 

でも、そうこうしているうちに、のゆはハイハイからあっという間につかまり立ちし、つたい歩きをはじめ、そんなにおかしな体のクセもなく、あんなにひ弱だったことを考えたら劇的と言っていいくらい、すくすくと発達し、わたしの中のPT熱はかなり、落ち着いてきた感がある。たぶん今から伸ばしていくのは、認知面とか、コミュニケーションとか、手先のこととか、いわゆる作業療法(OT)と言われる分野や、知育や、社会性の方なんだろうと思い始めて、土日になってしまうPTの個別は夏の間は思い切ってやめてみた。

 

上野さんはいつも、PTと言っても手先や、言葉や、生活や就園就学のことまで色々話してくれるので、そんな話をしたらまさに上野さんは、PTはもう卒業に向かうと言う。とは言っても歩いても走っても、常にきっと多少な課題とトレーニングはあるだろうけど、もう、そんなに、より良い指導を求めて、訓練を求めてあちこち通う必要を考えることはない時期に来ているようだ。

 

のゆはもうすぐ2歳になる。遊びも、単純にものを入れたり落としたりするおもちゃの遊びから、ブロックや積み木を使ったり、かたはめをしたり、手首を捻るような動きも取り入れたりと「ひとつ上の段階にステップアップ」するころだと上野さんに言われた。絵カードが大好きで、絵本もいつも1人でめくっていたけど今は読んであげてもまあまあ、もつようになった。

次の段階へ。と、気負うことでもないなかもしれないけど、この誕生日は、いつになく感慨深いものになりそうだ。