『ふたりママの家で』(パトリシア・ポラッコ作 中川亜紀子訳)という絵本がきた。クラウドファンディングで翻訳、出版を目指していると聞いて、出資したからだ。夕飯の後、もう寝る時間を過ぎていたけど、かりんとよんだ。3人の養子を育てるふたりママ、女性カップルの家族の日々の話。じわじわとくる本だった、不思議と読み終わって数時間後の方が胸が温まるような。こどもうけはしないかなと思った画風もかりんは、弟は日本人ぽいとか、妹は赤毛のあかちゃんとか、しげしげながめていた。日本の絵本にはあまりないような画風だけど、あかちゃんのパーツパーツはきわめてリアルで、だからかな、余計にぐっときてしまう。なかゆびとくすりゆびを口いっぱいにつめこんでる、あかちゃんのかおとか!かわいらしいあかちゃんにしては、太く描かれているその腕の、「輪ゴム」みたいな肉の線とか!ああ、すごく良い絵本だった。いい本をいただいた、そしてうちの本棚の絵本はみんな良いから、バザーに出せる本がひとつもないね、とかりんと絵本を眺めながら、絵本棚の前のお布団で寝た。