わたしの産んだ、3人めのこどもは、のゆり、という。

21トリソミー、ダウン症を持つ三人目のこども、のゆりとの日々。きょうだいブログ『あおとわたし』(https://aoinotediary.hatenablog.jp/)も始めました。

苦み、甘み

のゆが生後2ヶ月くらいから通っている療育クリニックで、今度手術をうけることをはなすと、体重がふえるからと漢方薬をもらった。0歳に粉の漢方薬、1日3回。泣きながら吐き出すことしか想像できず、どうなることかとおもったら(一向に薬の袋が減らず、山積みのままとか…)、杞憂であった。なんと、まだ苦みは感知しないらしく、水で少し溶かした粉をわたしの指につけて口に入れると、なんとなくそのまま、飲み込んでいる。今までにないくらいまじめに、投薬をしているところである。

 

わたしが好きな、ぴーてぃー(理学療法)のK先生にはのゆと同じくらいの息子がいて、レッスンのとき、離乳食の話や体の発達の話を、よくしている。腰も座らないのになんで5ヶ月とかから離乳食するのかなあとおもってたけど、色々味覚が発達する前にいろんな味をあげるってことなのかなあ、うちは遅めに始めたらけっこう選り好みがはげしくて。と言っていた。のゆは漢方薬を平気で舐めてるので、味覚の発達にも遅れはあるのかと聞いたら、そうではなく、甘みは先に感じるようになって、苦みや酸っぱい、などはあとから感じるようになるのだそうだ。へー、知らなかった。母乳も、おかゆも、甘いもんね。と感心する。

 

でも、苦い、や酸っぱいをこどもかいやがるのは生存本能というか、自然界で、危険なものや毒を避けるためだとおもっていたので、それを後から覚えるなんてのんきだな…ともおもってしまう。が、何はともあれ、おかげでのゆは1日3回、まずそうな、粒の大きめの、茶色い、漢方薬をなめている。おなかがよくはたらくようになるらしく、便秘がすっかりなくなった。体重は、まだ増えない。