わたしの産んだ、3人めのこどもは、のゆり、という。

21トリソミー、ダウン症を持つ三人目のこども、のゆりとの日々。きょうだいブログ『あおとわたし』(https://aoinotediary.hatenablog.jp/)も始めました。

退院の朝

退院の日は、おっとが休みをとっていた。朝6時前に起きて、お義父さんの運転する車で病院へむかう。ついたらのゆは、まだぐっすり眠っていた。

 

看護師さんが昨夜の様子を教えてくれて、5時ごろ、ほにゅうびんでミルクを飲んだという。これで手術の入院のときも大丈夫かと安堵する。まだ眠っていそうなので(といっても、いつ起きるかわからないから困るのだけど。あかちゃんからのナースコールがあればいいのに)おっとと、地下のコンビニへ行ってみる。パン屋さんからパンの焼ける匂いがして、開店時間まで、あれこれこどものものを物色して時間をつぶすことにする。ペットボトルにとりつけられるコップ(ディズニーのカーズのくるまの絵がついている。これは、2歳のあおの外出用に。)と、かわいいジップロックを3種類、買ってしまう。

 

おっとは、ホットコーヒー、クロワッサン、ホットサンド。わたしも、ホットサンド、それからシナモンロール、ホットティーを注文する。ホットサンドはかごに盛られて冷めないようにふきんをかけられていた。トルティーヤが布で包まれているさまを連想する。とても大事なしぐさとして。

 

ふつかまえ、『新しい住処』を読んでいたラウンジテーブルのすぐそばで、朝の光が溢れる中庭やたてものを見ながら、おっととふたり、焼きたてのパンをたべた。